『Babylon Berlin』

『Babylon Berlin』

映画じゃなくて、連続ドラマだけれど。

1929年のベルリンが舞台でポリティカルな要素多めの刑事ドラマ、と言えば良いのかしら。登場人物が多くて、それも様々な階層に属していて、ストーリーも色々と盛り込まれているし、ミュージカルに、アクション映画のような場面もあって、夢中でついて行く感じ。衣装やセットも豪華。

以前から気になっていたものの、そのうち日本のNetflixでも見られるだろうと思っていた。でも、エンディングテーマになっている、この「Zu Asche, Zu Staub」という曲を見かけて、あまりのかっこよさに待ちきれなくてDVDを注文した。曲も良いし、色気にあてられて倒れそう。


Severija - Zu Asche, Zu Staub (Psycho Nikoros) – (Official Babylon Berlin O.S.T.)

歌っているSeverija Janusauskaiteは、これ以外にもドラマの中で「暗い日曜日」のロシア語バージョンも歌っている。彼女は、以前教えてもらってすごく気になっている『Dreamfish』という映画にも出ていた人。『Dreamfish』も見たいし、他の作品も見ていきたい。日本語の字幕では『パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け』という映画が見られるのか。全然知らなかったけれど、凶悪な顔のマトリョーシカ!!


映画『パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け』予告編

 

 

話を『Babylon Berlin』に戻すと、シーズン1、2とあって、それぞれ8エピソードあるものの、16話で一つの作品。シーズン1のエピソード8ではほぼ何も片付かない。

登場人物がそれぞれ良いし、主人公のGereon Rathのキャラクタは面白い。彼の事を好きにはなれない、という人も多そう。

この時代のドイツについての知識が無くて、とりあえず字幕も全部は追えずに見ていたから、よく分からない所も多いので、原作を読んでみるつもり。2回目見るのは、その後か。

当時の様子を再現しつつ、大きなクラゲの泳ぐ水槽に囲まれたタコの料理を出すレストランがあったりする。

上の動画のゴージャスな舞台で、ブライアン・フェリーが歌う回もある。

トム・ティクヴァの名前を見て、『ラン・ローラ・ラン』も『パフューム ある人殺しの物語』もあんまり好きではなかったので少し警戒していたけれど、これは好き。

シーズン3も気になる。でも、まずは早く日本でも見られる日が来て欲しい。