読んだ本

エアコンの効きが良くない暑い中、なんとか腐らずに生きているあたしへのご褒美に注文してあったJakub Gierszał主演の『Najlepszy』が届いたので見た!! ドラッグの中毒だった人がそれを克服してトライアスロン、それもダブル・アイアンマンという、それぞれが通常の倍の距離のもののチャンピオンになるまでの、実在の人をモデルにした映画。Jakubが主演という以外に見る理由があまり無かったけれど、良かった。とりあえず、もう1回見てから何か書きたい。

 

『グッド・オーメンズ』上下 Good Omens(ニール・ゲイマン Neil Gaiman テリー・プラチェット Terry Pratchett  金原瑞人・石田文子・訳 角川文庫)

一昨年だったかに原書で読んだのの復習というか答え合わせというか。翻訳、ありがたいな!! こんなにするする読めるなんて。このところ英語訳の本をなかなか読み進めずにいたから、しみじみ思う。ドラマも気になるものの、Amazon Primeに入る気になれなくて、まだ見ていない。

本文と関係ないけれど、後ろの『シャーロック・ホームズの冒険』の紹介文で「女性翻訳家ならではの細やかな感情表現が光る」とあって、「え、今、2019年でしょう?」って、なんなんだろうね、もう。

 

『才女の喪服』(戸板康二 河出文庫

戸板康二は良い作家だと聞いて、とりあえず歌舞伎の知識とかが必要なさそうなものから。複雑。「惨劇」が起こるのは後半。すっかり忘れていた設定が最後に出て来て、声が出そうになった。

才女の喪服 (河出文庫)

才女の喪服 (河出文庫)

 

 

『怪書探訪』(古書山たかし 東洋経済新報社
ネットで連載されていたのを読んだことがあって、気になっていたものを、やっと。面白かった。もっと早くに読めば良かった。探偵ものとかに偏っていない広い知識に基づかれているのが、読んでいて楽しい。トーマス・マンの署名本や『カイゼルの末路』の章が好き。部屋が水浸しになった部分では、以前、知人から「天井から水が漏っている」と電話を受けたけれど、遠すぎて何もできなかった事などぼんやり思い出して、翌日素直にベランダの掃除をした。それから、『怪人ジキル』の復刻を持っているのを思い出した。変な本を読むのが好きだと知られたからか何だったか、理由は忘れたけれど人からもらって、「カミの翻案? 面白そうだねー」と話しつつ、手に入った安心感からかすっかり忘れていた。掘り出して読みたい。

怪書探訪

怪書探訪