Babylon Berlin

大きな災害が続いたりしていますが、皆さまご無事でしょうか。知人の被害をネットで知ったり、今日も身近な人から被害の話を聞いたり。多くの方が早く日常の生活を送れるようになることを祈っています。

 

風邪をひいて、10日くらいほとんど外に出なかった。1回、3日ほど前に買い物と食事に出て、今日は法事。久し振りに昼間に外へ出て、金木犀が咲いていたからその下で止まってみたけれど、風邪のせいか咲いてから日が経つのか、香りがごくごくほんのりとしか感じられなくて、ぎょっとした。薬でぼんやりした頭と身体で、ずっとベッドに転がっていたから、おかげで『バビロン・ベルリン』の原作を読み終えられた。

 

『バビロン・ベルリン』といえば、少し前にシーズン3の予告も出てた。これは小説のシリーズ2作目の『死者の声なき声』が元になっているという事で良いのかしら。日本ではいつ見られるのか分からないけれど、待ち遠しい。


Babylon Berlin - der erste Trailer zur neuen Staffel

 

『Babylon Berlin』Der nasse Fisch(Volker Kutscher Niall Sellar訳 Sandstone Press)

英語訳を読んだ。日本語訳の『濡れた魚』もあるのは知っていたものの、もう新刊では買えなかったし、ドラマを英語の字幕で見ていたから単語とか一緒の方が良いかななどと自分でもよく分からない理由でペーパーバックを買ったのだけれど、すぐに古本で良いから日本語訳を買わなかった自分を呪った。ドイツ語やドイツ、ベルリンに関することをほとんど知らないから、固有名詞が辛かった。「通り」はなんとなく想像できたけれど、「駅」という単語も知らなかったし。人名はなんと発音するのか分からぬまま読み進めた。そんな風でぐだぐだとなかなか進まなかったのだけれど、3分の1を超えたあたりからわりと楽に。かなりドラマと違っていて驚いた。登場人物もドラマには原作に無い人や、同じ名前の人物でも設定がかなり異なっていたりする。シーズン2の最終話にも出てくる人が小説ではあっさり死体になっているし。ドラマの方は見せるためにかなり華やかになっていて、文章と映像では全然表現の仕方が違うのだなあと興奮しながら読んでいた。余裕があれば、地図と地名を見比べたりしながら読むのも楽しいのかも。

このGereon Rathのシリーズ、日本語訳は3作目まで、英語訳が4作目までで、本国では7作目まで出てるの? できればこの後は読むなら日本語で。ドラマの影響で増刷されたりしないかしら。

Babylon Berlin (Gereon Rath Mystery) (English Edition)

Babylon Berlin (Gereon Rath Mystery) (English Edition)