12月に見た映画1

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

お正月は例年通り、ご馳走食べて初詣には行きました。おみくじは「末吉」。去年納められなかった仕事が待ち構えているし、あまりゆったりとした気分になれなくて、だらだら少し仕事もして。もっと生活にメリハリつけたい。新年早々穏やかでないニュースや訃報も入ってきていますが、良い1年になって欲しいものです。

年が変わると今更な感じもするけれど、書きかけてあったので去年の12月に見た映画を。後半は来週くらいにはあげる予定です。

 

シュヴァルの理想宮』のみ劇場で、他は配信。

 

15時17分、パリ行き』The 15:17 to Paris(クリント・イーストウッド Clint Eastwood)

Netflixで。久し振りに見た。自分でもよく分からないしうまく説明できな
いけれど、なんだか面白い映画。

 

『戦争より愛のカンケイ』Le Nom des gens(ミシェル・ルクレーク Michel Leclerc)

GYAO!で。邦題でものすごく損をしている気がする。特に片仮名で書くのが古臭くない? 前に一度見て、引っかかるところもあるものの、好きな映画。主演の二人が、それから二人の両親も良い。

 

『青の寝室』La Chambre bleue(マチュー・アマルリック Mathieu Amalric)

GYAO!で。シムノンの原作を読みたい。舞台を現代に置き換えているものの原作が昔の話だからか、フィクションだからなのかなとも思うのだけれど、警察の取り調べに共犯者を同席させたり、裁判を二人一緒に並べて行うなんて、フランスではあるの? あったの? 

 

『セックス・ドール』Sex Doll(シルヴィ・ヴェレイド Sylvie Verheyde)

Netflixで。『閉じられた裸身』の監督の作品だから。どちらも美男美女を愛でて雰囲気を楽しむ映画。ざっくり言うと、裏社会と関係のある主人公が異性と惹かれあって最後は別の場所で再出発という、ストーリーもほぼ一緒。でも、わりと好きかも。

 

わたしは、ダニエル・ブレイク』I, Daniel Blake(ケン・ローチ Ken Loach)

Netflixで。年明けて何か見ようという時に、「景気の良さそうなものを、間違ってもケン・ローチはダメ」と『マジック・マイク』を見たのを思い出して、こちらも年内に見ておかねばと。やっぱり辛いから、新年に見るものではなかったな。

 

『Don't Think Twice 僕たちの成功』Don't Think Twice(マイク・バービグリア Mike Birbiglia)

Netflixで。

 

イカとクジラ』The Squid and the Whale(ノア・バームバック Noah Baumbach)

Netflixで。特に男性(親も息子たちも)の描かれ方が生々しくて、すごい。

 

パイレーツ・ロック』The Boat That Rocked(リチャード・カーティス Richard Curtis)

Netflixで。

 

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』Bridesmaids(ポール・フェイグ Paul Feig)

Netflixで。

 

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』L'Incroyable Histoire du facteur Cheval(ニルス・タヴェルニエ Nils Tavernier)

一度は行きたいと思う場所を映画館で細部まで眺められるなんて、そんなありがたいことはない、くらいの気持ちで映画自体には多大な期待をしないようにしていたけれど、映画も丁寧な感じで良かった。風景も美しくて、本当にいつか行きたい。それから、あのマントが着たい。

岡谷公二の『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』を読んだ気がするものの、ざっと見える範囲に見当たらない。読んだのかどうかも分からなくなってきた。読んだとしても忘れているし、もう一度読みたい。

そういえば、ジャック・ガンブランとこの監督といえば、『グレート・デイズ! 夢に挑んだ父と子』も良かった。劇中の長いブランクもあるのにトライアスロンに挑戦する父親もすごいけれど、演じたジャック・ガンブラン自身の身体能力にも感動した。言葉が分からなくても、彼の名まえで検索したら出てくる動画で確認できる。それまで彼を見ても「ハンサム」という単語しか浮かんで来なかったし(普段はほとんど使わない言葉なのに)、良い俳優だなあと思いつつも特に積極的に追って来なかったのが悔やまれて、それからファン。『戦争より愛のカンケイ』のサラ・フォレスティエとの組み合わせも、他の俳優なら年齢差が気になりそうだけれど、彼なら違和感が無いというのか、あの映画はこの二人でしかありえなかった気もする。