『ジ・エディ』

気温が30度越えて、もう夏。すでに熱中症みたいな人もいるので、皆さまも気をつけて下さいませ。ずっと仕事の関係で慌ただしく、外にも時々出なくてはならなくなってペースがまだつかめないし、皆、普通に距離が近くて怖い。

そういえば、前回書いた『フランケンシュタイン』、特にカンバーバッチのクリーチャーの動きが想像していたそれと全然違って驚いた。これまで見た映画などの記憶でできたイメージの中ではもっとゆっくりした動作なので。『フランケンシュタイン』の映画を全然追っていないから、実際のところはよく分からないし、随分前からゾンビだって走って来るものね。

 

これも映画ではなくてドラマだけれど、netflixの『ジ・エディ』The Eddy を見た。ヨアンナ・クーリグが歌うということで楽しみにしていたのに、タイトルを憶えていなかったから配信が始まっているのに気付いていなかった。それで慌てて見始めたら、バンジャマン・ビオレがまるで本人役のような役(実際の彼がどうなのかは知らないけれど、本人に近そうな役)で出演していた。音楽も良くて毎回演奏の場面があって楽しい。俳優も良い。特にジュードとシムが好き。シムの歌う曲がかわいい。主人公の娘のジュリーとシムのカップルのフレッシュさが眩しい。主人公が娘に贈るジェイムズ・ボールドウィンの『The Price of the Ticket』の翻訳は無いのかしら。

犯罪に巻き込まれた父親のところへ娘がやって来るの、今年のはじめに見た『Giri / Haji』(良かった!)となんとなく重なる。どちらも複数の言語で会話が交わされて、そういうドラマは楽しい。

異なる文化や宗教の人々が混ざって生活しているのがパリっぽくて、またパリに行きたくなる。

 


The Eddy | Official Trailer | Netflix