3月に見た映画ソノ3

  • さくらん』(監督:蜷川実花)を見に行った。カラフルで鮮やかで、建物自体もその内装も、生けられた花や小物に至るまで、それから華やかな衣装も、ああ、乙女なバロックに目眩がしそう。もっとあれこれゆっくりじっくり見たい。その背景に負けない存在感のある土屋アンナは、低めの声が素敵で表情がチャーミング。木村佳乃菅野美穂も、凄みがあって良かった。安藤政信は初めて良い顔だと思った。最後は不覚にも泣いてしまいそうに。この映画を見たと話したら「『マリー・アントワネット』とどっちが好きか」ときかれたので、こちらと答えた。今思うと、『マリー・アントワネット』も可愛かったし、それほどイヤでもないのだけれど、色の調子はこちらが好みなのね。
  • 『ブレス・ザ・チャイルド』BLESS THE CHILD(監督: チャック・ラッセル)、録画してあったのを見た。キム・ベイシンガーには、もっと洒落たものを着せて欲しい。出演していたなんて知らなくて、ルーファス・シーウェルが出てきたのが嬉しい。瞳が小さく白目が多めの彼の顔って、悪い人向きなのかしら。なかなか良い役の彼が見られただけで、なんだか得した気分。


そんなわけで追記