『さびしい文学者の時代 「妄想病」対「躁鬱病」対談』（埴谷雄高 北杜夫 中公文庫）を読み終えた。帯によると「埴谷雄高生誕100年を記念し、四半世紀を経て初文庫化」だそう。そうか100年か。『奇抜の人』もタイトルが変わったけれど文庫になっていた。北杜…

名古屋市美術館の「視覚の魔術 だまし絵」展に行った。ポスターに使われているアルチンボルドが見たかったのに、切符売り場の行列にぞっとしてすごすご帰ったことが一度、すごく混んでいたという知人の報告などを聞くとなかなか行く気になれなかったのを、「…

『007 ムーンレイカー』MOONRAKER（監督：ルイス・ギルバート）、録画してあったのを見た。恋するジョーズなんて！ けっこう楽しい。

イワナを釣ったからと家まで届けてもらったので、塩焼きにしていただきました。ピンク色の点々があって、かわいらしい魚でした。ゆでたとうもろこしと焼きそば、川辺でバーベキューでもしているような夕食。実をいうと、今「さっき食べたのって、イサキだよ…

『A.R.Iのお菓子の提案』（森岡梨 文化出版局）から「キャロットレーズン」マフィンを焼きました。ニンジンとレーズンの入ったマフィンはこれまでにもよく焼きましたが、いつも適当で、このレシピを試すのは初めて。勝手に中力粉を使ってみたからか、食感も…

カニを二杯、寸胴で茹でてもらい、一人一杯ずつ、ほとんど無言でひたすら食べました。それだけで、お腹がいっぱい。茹でたての熱いのは本当に美味しいのだなあと、しみじみ感じました。手でばりばり折りながらカニフォークでぐりぐり掻き出して、手も顔もべ…

『ウェディング・ベルを鳴らせ！』ZAVET（監督：エミール・クストリッツァ）を見に行った。ドタバタな事柄がことごとく人を白けさせるのは、意図されたものなのかしらん。最初のうちは、「これ、大丈夫なんだろうか」と心配したり、「見たい、見たい」といっ…

『コッポラの胡蝶の夢』YOUTH WITHOUT YOUTH（監督：フランシス・フォード・コッポラ）を見に行った。ぞくぞく緊張しつつ、うっとり、とろけそう。贅沢で気持ち良い。昔の映画を見ているみたい。原作も読みたい。

『アメリカンホームメイドスイーツ』（城川朝 柴田書店）から、オートミールレーズンクッキーを作りました。何度か作ったことのあるものです。久しくお菓子作りをしていなかったので、リハビリに簡単そうなものを。ショートニングが無いので、フランスの発酵…

ハワイ土産にいただいたというクッキーのおすそわけ。パイナップルの形がかわいらしく、さらにとても美味しいです。気に入りました。ピンク色のクッキーを単純にイチゴ味だと思いこみ、あんまりイチゴっぽい味ではないけれど美味しいなあ、なんて考えながら…

『ダ・ヴィンチ・コード』THE DA VINCI CODE（監督：ロン・ハワード）、録画したのを見た。ポール・ベタニーが出ているから見たいなあといっていたにもかかわらず見逃しており、2作目の宣伝を目にするようになったので妹に「TVで放映しないかしらねえ」なん…

『告白』（町田康 中公文庫）を読み終えた。以前、実家にあったのをちらっと読んで「独楽のところは泣かせるね」と妹と喋っていたのを思い出して、見かけた文庫を買って読んだら、独楽の部分は本当に最初の最初だった。人は怖い。

『黒いアリス』Black Alice（トム・デミジョン Thom Demijohn 各務三郎・訳 角川文庫）を読み終えた。インパクトのある表紙のためにずっと気になっていたのを貸していただいて。よくよく近くで眺めると、ぞくっとするイラストに、マゼンタとシアンのタイトル…

『僕はどうやってバカになったか』Comment Je Suis Devenu Stupide （マルタン・パージュ Martin Page 大野朗子・訳 青土社）を読み終えた。蛍みたいに発光する友達など、時々ときめくところもあるけれど、読んでいると、なぜか過去の自分を恥じたくなってく…

少し頭痛がするので、ずっとベッドの中で転がって本を読んだりうたた寝したり、ぐうたら過ごしました。明日はきちんとお洒落して出かけましょう。

『幻の下宿人』Le Locataire Chimérique（ローラン・トポール Roland Topor 榊原晃三・訳 河出文庫）を読み終えた。初めて集合住宅で暮らし始めた頃のことなどを、ちょっと思い出したり。気味が悪くて怖くてけっこう好き。映画化されたものも面白いそうなの…

実家ではたまに手巻き生春巻きパーティーというのをやるのですが、材料がどどんとテーブルに並べられて、ライスペーパーがぬるま湯で戻してはすぐに順々に配られ、各自で巻き放題、食べ放題。お腹いっぱいになるまで、ひたすら生春巻きを食べるというもので…

『バーン・アフター・リーディング』BURN AFTER READING（監督：イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン）を見に行った。楽しい。人が死ぬ場面でこんなに笑える映画も少ないのでは。これまで神秘的なイメージが強くて、こんなに人間っぽいティルダ・スウィ…

夜の学校の廊下を友人らと歩いていたら、突然何かが窓に当たる音がしたので振り向くと、イヴェントの大きなポスターか看板が風でゆれていました。その一部は『トワイライト〜初恋〜』のパロディの上映。その後一人で階段を駆け下りていると、上から追うもの…

なぜか微熱のため、ごろごろ転がって本を読んだりうたた寝したり。

『百年の孤独』Cien años de soledad（ガブリエル・ガルシア＝マルケス Gabriel García Márquez 鼓直・訳 新潮社）を読み終えた。やっと。読もうかなあと思ってから手をつけるまでに何年もかかったけれど、読み始めたら意外とあっという間で、4、5日くらいで…

『レッドクリフ Part II 未来への最終決戦』RED CLIFF II（監督：ジョン・ウー）を見に行った。一作目を見ているので仕方なく。火薬使い放題なところは楽しいのかなあ。アンディ・ラウの『三国志』の方を見てみたい。

『ミルク』MILK（監督：ガス・ヴァン・サント）を見に行った。出演者が豪華。ショーン・ペンとジェームズ・フランコの恋なんて贅沢。エミール・ハーシュ、ジョシュ・ブローリン、ルーカス・グラビール、うふふふふ、こんなに出てきたらストーリーを追うどこ…

『トワイライト〜初恋〜』TWILIGHT（監督：キャサリン・ハードウィック）を見に行った。見たいというと、「えええ？？」って周りからひかれたのだけれど、たまに美少女美少年の恋の映画とか見たくなるのよー、そっとしておいて。『イントゥ・ザ・ワイルド』…

東奔西走な日々が終り、ぐったりしていました。お勉強用の本を買って、ぼんやりとお茶。付き合っていただいた人に少し申し訳なく思いました。やまだ紫が亡くなったのだそう。まだ若いのに。『性悪猫』は読み返す度にめそめそしてしまいます。

『不味い！』（小泉武夫 新潮文庫）を読み終えた。人と喋っていて、美味しいものの話以上に盛り上がるのが不味いものの話ではないかしら。「すっごく不味い」といわれると、つい口に入れてみたくなることもある。以前、知人の友人が召し上がっていたので知っ…

ほとんど娯楽のない場所にこもっていました。ちょこっとお勉強したり、買ったままだった『百年の孤独』を読んだり。レンゲ畑が広がり、あまりにのんびりした空気にのまれて、刺激的な作品なのに欠伸ばかりで読み終えられず。