『ウェディング・ベルを鳴らせ!』

『ウェディング・ベルを鳴らせ!』ZAVET(監督:エミール・クストリッツァ)を見に行った。ドタバタな事柄がことごとく人を白けさせるのは、意図されたものなのかしらん。最初のうちは、「これ、大丈夫なんだろうか」と心配したり、「見たい、見たい」といって一緒に見に行く映画を決めてしまったものの、隣りの同行者からウンザリなオーラがひしひしと感じられて、申し訳ない気持ちでおろおろしたり。最後になって、騒々しくて楽しくなってきて、見終わった頃にはちょっと気持ち良くなっていた。彼の映画って、音楽が好きで、あれを聴かされているうちに気分が高揚してきて毎回騙されているような気もしてきたのだけれど、楽しいなら騙されても良いかなあ。