2013-01-01から1年間の記事一覧

読んだもの

『孤独な娘』Miss Lonely Hearts(ナサニエル・ウェスト Nathanael West 丸谷才一・訳 岩波文庫) 全く悪くないのだけれど、『クール・ミリオン』の方が何倍も良い。オラシオ・カステジャーノス・モヤの『無分別』は、この作品に似ている。 『古本の時間』(…

喪中のため新年のご挨拶は控えさせていただきますが、滅多に更新していない所へお越しいただき、ありがとうございました。楽しい事もあったけれど、しんどい事の多い年でした。今年はもう少しこまめにこちらへ来ます。

Spiced carrot & lentil soup

BBC Good FoodのSpiced carrot & lentil soupを作った。買ったままになっていた、赤いレンズ豆だと思っていた豆は、見てみたら黄色のスプリットピーだったので、それを使って。今度作る時はレンズ豆で作りたい。ヨーグルトも省いて、ナンと一緒でもなかった…

読んだもの

『かまきり』Les Mantes Religieuses(ユベール・モンテイエ Hubert Monteilhet 斎藤正直・訳 早川書房 ポケミス) 裏表紙を読んで、なんとなく。期待程ではなかった。ラクロの『危険な関係』? くらべる物ではないのかもしれないけれど、やっぱり『危険な関…

すみません、すっかり間があいてしまいました。生きております。

読んだ本

『春琴抄』(谷崎潤一郎 新潮文庫) 『翻訳教室』(柴田元幸 新書館) 文庫化されているのを見て、買ったまま読んでいなかったことを思い出した。いろいろお勉強になって面白い。Beat it!を「それを叩け!」と訳した人がいるけれど、これくらいは辞書を引い…

5日ほど前に見た夢

動いている車に乗せられているとなんだかエロい気分になるなあ、と、ぼんやり考えながら車の窓から外を眺めていた。何人乗っていてどこへ向かっているのかも不明。川に、ひっくり返った一両の電車が見えた。流れているような、底に引っかかっているような。…

読んだ本

『ここは戦場だ 青春のブライズヘッド 世界文学全集86巻』(グレアム・グリーン イーヴリン・ウォー Evelyn Waugh 講談社) 「青春のブライズヘッド」Brideshead Revisited だけ。貴族の落ちて行く様というのは、胸がしめつけられるものの、なんとも甘美。何…

見た夢

今池辺りの古いビルの一室に一人で引越した。駅の北の方を歩いていると街の様子はノッティングヒルのよう。パリにあるカフェみたいな内装とメニューのお店が気に入って、夢の中で2回入っている。ビル何階分も、遥か下の方に大きな寺院が見える。そこへ降りて…

読んだ本

『つづきはまた明日』4(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 完結しちゃうと寂しいね。そして、寄宿舎の話には弱い。 『6日目の未来』The Future of Us(ジェイ・アッシャー、キャロリン・マックラー Jay Asher、Carolyn Mackler 野口やよい・訳 新潮文庫) 翻訳の…

ごぼうのドライカレー

ひとりでお留守番だったので、心置きなく根菜と雑穀。本山のバブーシュカでごぼうのドライカレーをいただく度に、自分でもごぼう入りのカレーを作ってみようと思っていたのを、やっと。以前、バルタザールが鶏挽肉とごぼうのドライカレーを、母もごぼう入り…

読んだ本

『カナシカカナシカ』(紺野キタ 新書館) 『夜の童話』(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 『cotton』(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 『つづきはまた明日』1、2、3(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 妹がまとめて貸してくれたので。『cotton』と『夜の童話』が特に…

最近見た夢

明るくて広い場所で一人タンゴを踊っていた。自分じゃないみたいに、くるくると華麗に。

久しぶりに本屋さんへ行ったら、ギャツビーの新潮文庫と集英社文庫と角川文庫が並んでいて、間違い探しのようでした。

読んだ本

『悪童日記』Le Grand Cahier 『ふたりの証拠』la Preuve 『第三の嘘』Le Troisième Mensonge(アゴタ・クリストフ Agota Kristof 堀茂樹・訳 早川書房) 1作目を読んだきりだったのを、2作目を手に入れたため、1作目から3冊続けて読んでみた。全て読むとな…

一人の時間があまり無くて、音楽をほとんど聴かない生活を送っておりますが、先々月BBCのラジオで流れていたCaro Emeraldの「Tangled Up」がものすごく気に入って「Shocking Miss Emerald」の発売が楽しみで仕方がなかくて、手に入れてからは「飽きないのか…

読んだ本

『新世紀読書大全 書評1990-2010』(柳下毅一郎 洋泉社) 楽しくて一気読みしたのが今年の初めくらいなので、そろそろ紹介されているものをちびちび読んだり見たりしていきたい。これを読む限り、バリー・ギフォードはかなり好みな気がする。「 ワイルド・ア…

最近見た夢

仕事の途中なのかスーツ姿の友人(誰なのか、そして性別も不明)と一緒に、遊具のある団地の間を抜けて、古びたラブホへ。内装はリンチっぽくて素敵。本題へ移ろうとするものの、清掃の人がいつまでも出て行ってくれない。げんなりしつつ場所を変えることに…

すっかりご無沙汰しておりました。暑さにバテ気味ですが、生きております。「ツツジの甘い香りが、なんて書くつもりが、いつの間にか紫陽花の季節ですね」とでも書くはずでしたのに、一昨日の夜、ひまわりが咲いているのを見かけました。暑さで頭をやられて…

読んだ本

『日々、きものに割烹着』(猪谷千香 筑摩書房) 表紙の美人姉妹が素敵。昔、一度経験したけれど、下駄の歯がぽろっと取れるのって、歩き方が悪いのか。 『13の理由』Thirteen Reasons Why(ジェイ・アッシャー Jay Asher 武富博子・訳 講談社) 気になって…

強風のため一歩も外へ出ませんでした。家の壊れそうなくらい強烈な風の音が聞こえる部屋に二人で居ると、「ニーチェの馬」みたいに、じゃがいもをゆでて食べないといけないような気分になります。

最近見た夢

近く大きな天災が来るというので、高校の校庭の屋根のある場所へ知人Iと避難して、並んで寝転んでいた。校舎の中に知人Hとバルタザールが居ることを思い出し、2人を助けに行くために1人で向かう。崩れ落ちかけている階段を駆け下りながら、2人を探す。走るキ…

見た映画

「ジャンゴ 繋がれざる者」DJANGO UNCHAINED(監督:クエンティン・タランティーノ)を見に行った。長い。90分くらいで良いのでは。ディカプリオは良い子だと思うのだけれど、余裕の無い感じが見ていて疲れてしまう。「イングロリアス・バスターズ」は見逃し…

不愉快なことや途方に暮れることなど続いて、ご無沙汰しておりました。新年にひいた「凶」のおみくじは当たっていたのでしょうか。これで終わりだと良いな。このところ毎年桜の季節に慌ただしいのですが、今年もなんとかお花見できました。

最近見た夢

何かのトークショーに出掛ける。会場でとても可愛らしいピンク色の地に緑の縁取りがされたニットのコートを着た女の子を見かける。旧い知人に声をかけられ、なんであなたがそれを知っているの? というような事を質問された。ニットのコートについては、アフ…

久しぶりのクスクス

訳あって少しの間一人暮らししており、シェフの好みでないものを作って満喫していた。『お鍋でフランス料理』(パトリス・ジュリアン 文化出版局)のクスクス。お鍋いっぱいに出来てしまうと、食べても食べても減らない。クスクスじゃなくて、パスタを入れて…

少し前に読んだ本

『半身』Affinity(サラ・ウォーターズ Sarah Waters 中村有希・訳 創元推理文庫) 楽しく読む。行ったこともなくイタリアという国についてよく知らないからか、なんだかとても明るそうなイタリアよりも曇ったイギリスの方に惹かれるのだけれど(イギリスが…

見た映画

「マリー・アントワネットに別れをつげて」Les Adieux à la reine(監督:ブノワ・ジャコー)を見に行った。 全て見て来たわけではないけれど、ブノワ・ジャコー、好き。ジュディット・ゴドレーシュやヴィルジニー・ルドワイヤンの頃に比べると、かなりふっ…

見た映画

「人生の特等席」Trouble with the Curve(監督:ロバート・ロレンツ)を見に行った。邦題もアレだけれど、原題もぱっとしないような。この作品を見た周りの皆が口々にクリントを「年取ったね」というのだけれど、「ペイルライダー」とか「許されざる者」の…

最近見た夢

家のことなどをしていると、誕生日祝い(らしい)といって、とある殿方からデートの呼び出し。慌てつつ、のろのろと準備していたら、夜の7時に待ち合わせたのに、もう夜中の2時ではないか、どういうことなのか、とお怒りの電話。そんなわけはないでしょうと…