読んだ本

  • 『つづきはまた明日』4(紺野キタ 幻冬舍コミックス)

完結しちゃうと寂しいね。そして、寄宿舎の話には弱い。

  • 『6日目の未来』The Future of Us(ジェイ・アッシャー、キャロリン・マックラー Jay Asher、Carolyn Mackler 野口やよい・訳 新潮文庫) 

翻訳のタイトルは意味がよく分からない。「フェイスブック版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』」とある本を、普段なら手に取ることは無いと思うのだけれど、アッシャーの『13の理由』が良かったから。1996年の高校生が、何故か15年後の自分のフェイスブックを見てしまって、という話。男女交互に語られる構成は『13の理由』と似ている。
「90年代のヒット曲と共に綴られる」ということで、どんな曲が使われるのか楽しみにしていたら、「ワンダーウォール」と「エンド・オブ・ザ・ロード」くらいしか反応出来る物が無い。デイヴ・マシューズって誰? 他の固有名詞を見ていると、登場人物とは趣味があまり合わないのかもしれない。以前90年代の音楽の話題が出た時に、人と少し噛み合なかったので調べてみてアメリカとイギリスでは人気のあったものが全然違うことに驚いたのを思い出した。違う国なのだから当たり前といえば当たり前なのか。NMEの1996年を見てみると、「あー懐かしい!」というものがちらほらあるのに、billboardの方を見てみると本気で知らないものが多い(No Doubtの「Just A Girl」って、この年なのね)。アメリカが舞台の作品だから、ということかしらん。
オースティン・パワーズ」はまだなのか、とか、1996年といえば、あたしの家にはMacのLC630があったけれどネットはまだだったか(記憶が曖昧)とか、読んだ後も色々楽しめる本。
つづきはまた明日 (4) (バーズコミックス ガールズコレクション)   6日目の未来 (新潮文庫)