2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

誌上のユートピア

「誌上のユートピア 近代日本の絵画と美術雑誌1889-1915」を愛知県美術館に見に行った。誘われてぼやぼやついて行ったら、鏑木清方の「妖魚」があって驚いた。これは清方・深水・紫明展で見て以来なのだけれど、何度眺めても良い。取り憑かれても構わない。神…

6月のお買い物

『不味い!』(小泉武夫 新潮文庫)、気になりつつ読んだことのない人だったので。ちょっと読んだだけで笑ってしまう。このタイトルの本に「うまそ〜」という帯がかけられているのは、少しぎょっとする。 『Coyote』No.29(特集:サンフランシスコ・クロニク…

チョコレート クラックアップ

『藤野真紀子 わたしのお菓子スペシャリテ』(藤野真紀子 学研)から「チョコレート クラックアップ」を作りました。粉糖をふりかけた生地が焼いて膨らむときにひび割れて模様になるクッキー。なかない粉糖を使ってもこの時期だからか表面がじとじとするし、…

ムカツカレタ

先日実家に寄ったときに「インディ・ジョーンズ見たけれど、ひどかったねー」とだだだっとまくしたててきて、その場にいた妹ソノ2が「ファンの期待に応えるためにあれこれ詰め込み過ぎてしまったのよ」とかなんとかフォローしていたのは、なんとなく憶えてい…

『何かが空を飛んでいる』

『何かが空を飛んでいる』(稲生平太郎 新人物往来社)を読み終えた。『アムネジア』を読んだ後に、何か他にも読みたくて。楽しい。スタンスが好き。UFOに関するものって、たぶん小学校の頃以来読んでいなかったような気がするのだけれど、この機にまた少し…

『オリンピア・プレス物語 ある出版社のエロティックな旅』

『オリンピア・プレス物語 ある出版社のエロティックな旅』THE GOOD SHIP VENUS(ジョン・ディ・セイント・ジョア John de StJorre 青木日出夫・訳 河出書房新社)を読み終えた。面白い。もっと早くに読めば良かった。 第8章「『O嬢の物語』の本当の物語」で…

6月に見た映画ソノ4

『たたり』THE HAUNTING(監督:ロバート・ワイズ)、DVDで見た。シャーリイ・ジャクスンが原作で怖いですよ、とすすめられたので。ヤン・デ・ボンのリメイク『ホーンティング』は何でも見せたり動かしたりしてしまって安っぽかったけれど、こちらは上品で良…

6月に見た映画ソノ3

『トゥモロー・ワールド』CHILDREN OF MEN(監督:アルフォンソ・キュアロン)、DVDで見た。先月は間違えて『フリーダムランド』を見てしまったけれど、こちらが本命。なんでこんな邦題なのかしら。すごく良かったので劇場で見たかった。意外な雰囲気のマイ…

今朝見た夢

あたしは仕事を辞めていて、次はモデルの仕事が既に決まっていました。何をするかはよく分かっていませんでしたが、今の恋人のことを思うともうおヌードとかはお断りした方が良いのだろうなあ、などとぼんやり考えていました。テレビで見かける人に「イチロ…

固まらないパート・ド・フリュイ対策

先日の固まらないパート・ド・フリュイですが、全てカットしてから冷凍庫に入れました。糖度が高いからかペクチン等のためかは知りませんがカチカチには固まらず、丁度ゼリーらしい弾力や食感が得られるようになり、加えてひんやりしてわりと良い感じです。…

『サディスティック・19』

『サディスティック・19』4〜7(立花晶 花とゆめCOMICS 白水社)を読んだ。寝る前にほんの2、3話読んでから、なんて思ったら、つい最後まで読んでしまい、おかげで気付くともう外は明るくなっていた。5巻ではキャラクターの人気投票が。1位はやはり桂子さん…

固まらない

これまで作ってみたパート・ド・フリュイとはちょっと違ったレシピをネットで見つけたのでそれを試してみたのですが、いつまでたっても固まりません。これまではものすごい勢いで固まり始めるのでテキパキ流し整えなければならなかったのに、何時間も経った…

ターキッシュ・ディライト

ここにはまだ書いていなかったと思うのですが、去年、ダブリンのマークス&スペンサーでターキッシュ・ディライトを買ってきました。名まえだけ知っていて、どんなものか気になっていたのです。帰国して土産に持って行ったら、ナルニアで魔女が子どもを釣る…

6月に見た映画ソノ2

『ナルニア国物語 第2章 カスビアン王子の角笛』THE CHRONICLES OF NARNIA PRINCE CASPIAN(監督:アンドリュー・アダムソン)を見に行った。原作を読んでいないので、せめて映画だけでも。前作でお菓子に釣られていた次男役のスキャンダー・ケインズがかわ…

『クライヴ・バーカーのホラー大全』

『クライヴ・バーカーのホラー大全』CLIVE BARKER'S A-Z OF HORROR (『クライヴ・バーカー&スティーヴン・ジョーンズ・編著 日暮雅通・訳 東洋書林)を読み終えた。昔テレビで見たきりの映画のタイトルを思い出せたり、知識が増えたり、懐かしがったり、楽…

6月に見た映画

『バスケット・ケース』BASKET CASE(監督:フランク・ヘネンロッター)、DVDで見た。双児好きとしては昔から気になる作品だったので。お兄ちゃんのカタカタ動く様子や音楽がかわいい。意外と泣けてしまうお話。けっこう好き。 『何がジェーンに起ったか?』…

きな粉と白ごまのクッキー

NHK「きょうの料理」で先月末にクッキーの回があると教えてもらって録画しておいたのを見て、「きな粉と白ごまのクッキー」を作ってみました。ビスコッティを作って全卵が残っていたので、それを使うため。三温糖の代わりにブラウンシュガーを、豆乳の代わり…

『水族譚』

『水族譚 動物童話集』(天沢退二郎 大和書房)を読み終えた。すすめて貸してくださったので。林マリの絵が素敵。童話といっても意地悪なお話というのか、自然ってきっとこういうものなのかも、というお話。ワイルドの童話を思い出す。好き。「カニや鮭、魚…

ビスコッティ

『カジュアルなお菓子レシピ』(小林かなえ 文化出版局)から「チョコレートとアーモンドのイタリア風ビスコッティ」を作りました。一年近く前にも作って書いていましたが、このビスコッティは食感も味も力強い感じで好みです。作るのも簡単ですし。バターが…

祖母の梅酒

今年こそ梅酒を漬けてみようかしらといっていたら(実は毎年いっている気がします)、母が「私が漬けたのをあげるからいいわよ」というので来年に延期。そんな話をしていたからか、実家に行くと梅酒の入った瓶があたしのために用意されていました。それはな…

最近見た映画(5月末から6月にかけて)ソノ2

『パリ、恋人たちの2日間』2 DAYS IN PARIS(監督:ジュリー・デルピー)を見に行った。笑ってばかりで、吹き出してしまうところも。時々いたたまれないような気分になったり、彼が気の毒でならなくなったり。ジュリー・デルピーの眼鏡姿がかわいい。昔「母…

昨夜は氷室冴子の訃報を知って驚きました。まだ若いのに。最近また読み返したり読んでいないものを読んだりしたいなあと思っていました。

平謝りと反省

うううう、やってしまいました。人の仕事に文句つけておいて、自分でも信じられないようなことを時々やらかしてしまうのよねえ。昨夜眠る前になんだかイヤな感じがしたのですが、こんなことに気付くとは。主演の女優を別の女優だと思い込んで見ていただけで…

『シチリアを征服したクマ王国の物語』

『シチリアを征服したクマ王国の物語』(ディーノ・ブッツァーティ 天沢退二郎/増山暁子・訳 福音館文庫)を読み終えた。「面白いから」と手渡された本。絵が楽しくて何度眺めても飽きない。色がきれいなので原画を見てみたい。カバーにあるように「おもし…

さて、気を取り直していきましょう。

『女王様と私』

『女王様と私』THE QUEEN AND I(スー・タウンゼンド Sue Townsend 橘雅子・訳 第三書館)を読み終えた。エイドリアン・モールのシリーズの作者による作品だったので気になって。1992年に発表されたもの。サブリミナルの広告で圧勝した共和党によって、イギ…

最近見た映画(5月末から6月にかけて)

『JAZZ SEEN/カメラが聴いたジャズ』JAZZ SEEN:THE LIFE AND TIMES OF WILLIAM CLAXTON(監督:ジュリアン・ベネディクト)、録画してあったものを見た。作品は見たことがあったものの、これを見るまで全然知らなかったウィリアム・クラクストンのドキュメ…