6月に見た映画ソノ3

  • トゥモロー・ワールド』CHILDREN OF MEN(監督:アルフォンソ・キュアロン)、DVDで見た。先月は間違えて『フリーダムランド』を見てしまったけれど、こちらが本命。なんでこんな邦題なのかしら。すごく良かったので劇場で見たかった。意外な雰囲気のマイケル・ケインが素敵。見ながら「未来の話なのに懐かしい曲ばかりかかるわねえ」というと、「年寄りばかりの世界だからじゃないの」とのことで、そうかもしれないわねえ。最後にJarvis Cockerの曲が流れていたのも嬉しい(Jarvisっぽい歌よね、と巻き戻して確認)。ジュリアン・ムーアが始まってから30分も経たないくらいに死んでしまうのには、びっくり。『エグゼクティブ・デシジョン』のセガールみたい。
  • イースタン・プロミス』EASTERN PROMISES(監督:デヴィッド・クローネンバーグ)を見に行った。ヴィゴ・モーテンセンを使った前作は気に入らなかったけれど、これは予告を見たら面白そうだったので。構わないけれど、出てくる人たちがわりと皆お馬鹿さんなことをする。ヴァンサン・カッセルのやってることが、6ポンド(見間違いかなあ)のワインって、安くないか? ちょっと商売が小さい気がしたのだけれど、大事な部分は出て来なかったということかしら。サウナでの格闘には興奮。小さい頃に銭湯に初めて行ったときに目の前で知らないおばあさんが滑って倒れて救急車で運ばれて行ってしまったのがトラウマとなったのか、ああいうタイルの所で転がったりするのを見るだけで痛そうで痛そうで、ああ、やめてえええ、と叫びそう。でも、彼のお尻の形とかは良かった気がする。街の雰囲気や色が良くて、わりと好き。