6月に見た映画ソノ4

  • 『たたり』THE HAUNTING(監督:ロバート・ワイズ)、DVDで見た。シャーリイ・ジャクスンが原作で怖いですよ、とすすめられたので。ヤン・デ・ボンのリメイク『ホーンティング』は何でも見せたり動かしたりしてしまって安っぽかったけれど、こちらは上品で良い感じ。原作が読みたい。
  • 『フェリックスとローラ』FÉLIX ET LOLA(監督:パトリス・ルコント)、DVDで見た。この2人の組み合わせが素敵。ちょっと胸が痛くなる。
  • 『幻影師アイゼンハイム』THE ILLUSIONIST(監督:ニール・バーガー)を見に行った。原作がミルハウザーの『バーナム博物館』に入っているそうで、あの本は昔読んだけれどあまりに気に入らなくて親戚の家の本棚に万置きしてきてしまい、どんな作品だったか思い出せない。文章ならではといったような作品だろうから、それがどう映像化されるのか気になって。華やかで、結構ドキドキしながら見てしまう。楽しい。ルーファス・シーウェルはお気の毒。彼は面白みのない堅物で嫌みな感じの役が似合う、素敵。ただ、見かけるとこういう役ばかりなので、そのうちヒロインと結ばれる王子さまのような役も見たいもの。なんだか彼を見ていると、『恋におちたシェイクスピア』や『イングリッシュ・ペイシェント』の頃のコリン・ファースを思い出してしまって、ついルーファス・シーウェルもそのうちダーシーのような役をやってくれないかなあ、なんて思ってしまうのね。
  • 『JUNO ジュノ』JUNO(監督:ジェイソン・ライトマン)を見に行った。楽しい。見終わってから、その日ずっと良い気分でいられる。ホラーの帝王はアルジェントと言い切る彼女はかわいい。里親の男性とのやりとりには、吹き出してしまう。『血の魔術師』だったっけ? あの映画が見たいなあ。