- 『パリ、恋人たちの2日間』2 DAYS IN PARIS(監督:ジュリー・デルピー)を見に行った。笑ってばかりで、吹き出してしまうところも。時々いたたまれないような気分になったり、彼が気の毒でならなくなったり。ジュリー・デルピーの眼鏡姿がかわいい。昔「母がジーンズを洗濯してくれたのは良いのだけれどスラックスみたいにアイロンかけられた」なんて男の子が話してくれて笑い転げていたのだことがあって、彼の他にもされている人がいたのにはびっくりした。
- 『さよなら。いつかわかること』GRACE IS GONE(監督:ジェームズ・C・ストラウス)を見に行った。イーストウッド父子が音楽で参加しているので。ジョン・キューザックは役作りで太ったのかしら。あんなに大きな身体だったっけ。彼がすごく生々しい。姉の子の表情にどきっとする。
- 『ミスト』THE MIST(監督:フランク・ダラボン)を見に行った。怖くて楽しい。霧の向こうに居るものの造形が結構好み。こういうのはイヤっていうのが次々に登場してくれる。興奮した人々の集団という一番不快で気味の悪いものも。原作を読んでいないけれど、あの結末はキングが好みそう。見る前に「ジョン・カーペンターの『ザ・フォッグ』とは違うの?」なんて聞いていたのだけれど、fogってmistよりも濃い霧なのね。
- 『それでもボクはやってない』(監督:周防正行)、録画してあったのを見た。ひょろんとした加瀬亮が泣いていると、こちらまで胸がつまる。怖い。
- 『クライモリ』WRONG TURN(監督:ロブ・シュミット)、DVDで見た。なんだか懐かしい感じで裏切られることもなく、わりと楽しい。木の上を逃げ回るってすごい。逃げる若者たちの運動神経が良い。男の子なんて、医者らしいけれどスタントマンを兼業しているような逞しさ。女の子は見たことあると思ったら『チアーズ!』に出ていた子だった。
- 『エレファント』ELEPHANT(監督:ガス・ヴァン・サント)、DVDで見た。見逃していたので。『パラノイドパーク』を見たときみたいな感覚ですごく苦しいのだけれど、とてもきれいなので劇場で見たかった。手首に巻かれたフォークがおしゃれ。