2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月に見た映画ソノ4

『オーシャンズ13』OCEAN'S THIRTEEN(監督:スティーヴン・ソダーバーグ)を見に行った。12は出ている人らが皆楽しそうなのは良いとはいえ、なんだか同窓会を見せられているみたいだったけれど、今回は結構面白かった。毎度、洒落ていて、音楽がわくわくさ…

図画事件

「中村宏 図画事件 1953-2007」展を名古屋市美術館へ見に行った。ポスターにも使われている「場所の兆(1)」など赤が強烈な作品とセーラー服の少女の絵が気に入る。それから突き出されたお尻の、小さなブロンズの作品が可愛らしかった。土方巽の舞台の映像…

『ハリウッド・バビロン』

『ハリウッド・バビロン』(ケネス・アンガー 海野弘・監修 堤雅久・訳 クイック フォックス社)を読み終えた。知らないことが多すぎて、この頃の映画を沢山見たくなる。嫉妬したくなるほど、美しい人には悲劇が似合うけれど、だんだん気が滅入ってきて最後…

『閉ざされた部屋』

『閉ざされた部屋』A MAN WITH A MAID(作者不詳 行方未知・訳 ロマン文庫)を読み終えた。「君はわたしの心を玩んだわけだから、今度はわたしが君の肉体を弄ぶ番」だといって、女の子を監禁して陵辱する話。こちらが「悲劇」、続篇の『快楽の生贄たち』が「…

引き続き気分悪め。「椿さん、顔が白い」っていわれました。そうよ、血の気がないのよう。そして寒くて鳥肌立てておりました。

8月のお買い物ソノ5

『解剖学教室へようこそ』(養老孟司 ちくま文庫)、「養老センセイの本を何かとりあえず1冊読んでみるのなら、何がおすすめか」と妹ソノ1にきいたら、これだといわれたので。読みやすくて面白いのだそう。 『婦人公論』No.1232 9/7 2007、武田花の「泰淳・…

「シュルレアリスムと美術」展

豊田市美術館に「シュルレアリスムと美術 イメージとリアリティーをめぐって」展を見に行った。ジョアン・ミロの「花と蝶」は、ミロといったらすぐ浮かぶような絵とは違っていて、でも迫力があって面白かった。ベルメールやエルンスト、マン・レイ、クレーな…

8月のお買い物ソノ4

『キッチン・コンフィデンシャル』(アンソニー・ボーデイン 野中邦子・訳 新潮文庫)、気になっていた本の文庫があったので。訳者あとがきによると、この人、「料理界のルー・リード」とも呼ばれるそう。 『辻静雄コレクション 2 料理人の休日 エスコフィエ…

今日のChez Tsubaqui

ラタトゥイユとフジッリ、レタスのサラダ、冷や奴。ラタトゥイユは、パンにのせるのも良いけれどパスタと合わせるのが好きです。『南仏プロヴァンスの家庭料理ノート』(パトリス・ジュリアン 講談社)の「ニース風ラタトゥイユ」を参考に。ドライトマトを少…

『欲望という名の電車』

『欲望という名の電車』A Streetcar Named Desire(テネシー・ウィリアムズ 小田島雄志・訳 新潮文庫)を読み終えた。これまで映画も見たことなくて話もよく知らなくて油断していたら、かなり痛手。泣けてしまう。しばらく立ち直れなさそう。それにしても、…

『宇宙を作るオトコ』

『宇宙を作るオトコ』(倉多江美 朝日ソノラマ)を読んだ。人からの預かりもの。初めて読む人だけれど、きゃしゃな人物の絵は好みかしら。カネ子ちゃんは可愛いぞ。すごいことになっていく話も楽しい。

『辻静雄コレクション 1』

『辻静雄コレクション 1 フランス料理の手帖 舌の世界史』(ちくま文庫)を読み終えた。料理以外のことにも詳しい彼の文章は面白い。食の奥深さにめまいがしそう。M. F. K. Fisher の本も読んでみたくなる。フランスに行って、あれこれ食べてみたくなった。…

『オンリー・チャイルド』

『オンリー・チャイルド』(ジャック・ケッチャム 有沢善樹・訳 扶桑社ミステリー)を読み終えた。これがケッチャムの作品だと知っているのに、「この世の中に正義は……」なんて月並みなことをいいたくなりそうな感じ。この本を見つけられて「ケッチャムを読…

8月に見た映画ソノ3

『ロバと王女』PEAU D'ANE(監督:ジャック・ドゥミ)、買ってあったDVDをやっと見る。やっぱり楽しい。ジャック・ペランといい、ジャン・マレーといい、男性は美しくさえあれば役に立たなくても良いのだ。 『プロヴァンスの贈りもの』A GOOD YEAR(監督:リ…

小夜子サマが亡くなられななんて。まだお若いのに。 10日間ほど滞在していた客が帰り、久しぶりのひとりです。ずっと帰っていなかったので、実家から生存確認の電話がありました。

夏休みも終わり

お休みも終わりました。なぜか良く眠り、映画見て、本買って、久しぶりにまずいお好み焼きを食べ、美味しい魚を食べ、10年以上行きたくてたまらなかった場所を訪れ、少し寂しくなり、暑さに負け、ちょっと弱りました。なんとかやっています。少しずつ報告し…

8月のお買い物ソノ3

今月のお買い物のエロ度を薄めるために、ちょこっと買いました。 『嵐が丘』(E・ブロンテ 鴻巣友季子・訳 新潮文庫)、『ガラスの仮面』でしか知らなかったので一度読んでみようかと。というよりも、鴻巣友季子の訳だというので読んでみたかった。そういえ…

『ロード・キル』

『ロード・キル』ROAD KILL(ジャック・ケッチャム 有沢善樹・訳 扶桑社ミステリー)を読み終えた。これも貸していただいたもの。「ロード・キル」で原題が「JOY RIDE」だから、リリー・ソビエスキーの出ていた『ロードキラー』の原作か、なんて思っていたけ…

James→Jennifer

『惑星の恋人たち』と『星座は踊る』のジェイムズ・フィニィ・ボイラン James Finney Boylanの本が急に読みたくなり少し調べていたら、なんと知らぬ間に彼はJennifer Finney Boylanという女性になっていたなんて。『She's Not There: A Life in Two Genders…

すっきり!

ここ数日間、ある女性ヴォーカルの曲がずっと頭の中でぐるぐると響き、曲名も歌っている人も何に入っているかも思い出せずにじりじりしていましが、今日ぼんやりしつつリンク元をたどって、やっと思い出しました。TeddyBearsの『SOFT MACHINE』におさめられ…

8月のお買い物ソノ2

ロマン文庫をまとめ買い。 『マタ・ハリの日記』(マーク・アレクサンダー編 秦新二・訳 ロマン文庫)、コレットの『わたしの修業時代』にも登場していたマタ・ハリ。國義の絵が素敵。 『悪魔の精液は冷たい』(マルコ・ヴァッシー 泉真也・訳 ロマン文庫)…

週末のChez Tsubaqui

週末の遅い朝、目が覚めてしまったものの、まだ隣のバルタザールは眠っていました。小学生くらいの頃の日曜日、目は覚めてお腹が空いたのに、親が起きてきてくれなくて、仕方なくもう一度寝ようかと転がってみてももう眠れない、そんなことを思い出しました…

8月に見た映画ソノ2

『エコール』INNOCENCE(監督:ルシール・アザリロヴィック)、公開時に見逃したので借りて来たDVDで見た。白い制服は素敵で、ポスターにもある後ろ姿などは良かったりもするし、可愛い子もいるのだけれど、少女らに美少女といった感じの子がほとんどいなく…

『やっぱり美味しいものが好き』

『やっぱり美味しいものが好き』It Must've Been Something I Ate(ジェフリー・スタインガーテン 野中邦子・訳 文春文庫)を読み終えた。『すべてを食べつくした男』に続き、こちらもすごい。ピエール・エルメのレシピにもとづくショコラショーは、寒くなっ…

『黒蜥蜴』

『黒蜥蜴』(三島由紀夫 学研M文庫)を読み終えた。読んでいてこんなに気分が高揚し幸福感に包まれたのは、久しぶりな気がする。黒蜥蜴の台詞が素敵で、声に出して読むというよりも、ひとりのときにこっそりと台詞として口にしてみたい。本当に宝石のよう。…

8月に見た映画

『ハーイ! ロンドン』(監督:岩内克己)、録画してあったのを久しぶりに見た。これもザ・タイガースの映画。もう岸部シローになっていた。衣装が洒落ていて楽しい。藤田まことの悪魔がお気の毒。今気付いたけれど、ザ・タイガースの映画って、毎回女の子は…

7月のお買い物ソノ6または8月のお買い物ソノ1

『GoodFood』SEPTEMBER 2007(BBC)が届いた。「THIS IS YOUR LAST ISSUE!」と大きく書かれた紙が入っていたので、これが最後みたい。一つの側面と底がつながっていて引き出せるようになっている四角いケーキ型なんて素晴らしい。 『悪い時 他9篇』(G・ガル…

キャロット・ケーキ

何度も何度も作ってきた、とても美味しいケーキ。急に食べたくなって、休みに作ったのでした。時々にんじんのケーキやマフィンが無性に食べたくなります。『英国・紅茶とケーキのおいしい旅』(実用書編集・編 集英社)から。この本は、読んで眺めて楽しく、…