- 『ダークナイト』THE DARK KNIGHT(監督:クリストファー・ノーラン)を見た。面白かった。化粧が剥げかけたようなヒース・レジャーのジョーカーは、ティム・バートンのバットマンに出てきたもっとオモチャっぽいジョーカーよりも怖い。レイチェルはマギー・ギレンホールで、前作のケイティ・ホームズとちょっと雰囲気の似た人を上手く使っていると思う。彼女たち、特に前者はわりと好きなのだけれど、考えたら2人とも美人というわけでなく、前作のときは、こういうヒーローものでヒロインがいわゆる美人でないというのは面白いなあ、なんて思っていたのだけれど、クリストファー・ノーランの映画を通して思い返してみても(たぶん全部見ているのでは)、出てきた美人って『プレステージ』のスカーレット・ヨハンソンくらいじゃないかしら。どの作品も、そんなに女性が印象に残らないような気もする。あんまり美人とか色っぽいことに興味が無い人なのかも。男優はわりと魅力的な人を沢山使うのに(あたしの中では『インソムニア』はその例外なのだけれど、それって、多分あたしの趣味の問題)。痛そうだったりいろいろぐったりする中、マイケル・ケインに和む。
『アイアンマン』っていう映画のポスターを見かけ、遠くから「あの顔ってロバート・ダウニー・Jrかしら」「違うんじゃないの」なんて話しており、ああいうヒーローの中に入る(変身する?)には彼はちょっと年齢が高いかしらねえ、なんて思いつつ帰って調べたら、やはり彼だった。彼がそんな役というだけで、ちょっと気になる。