カニを喰らう

カニを二杯、寸胴で茹でてもらい、一人一杯ずつ、ほとんど無言でひたすら食べました。それだけで、お腹がいっぱい。茹でたての熱いのは本当に美味しいのだなあと、しみじみ感じました。手でばりばり折りながらカニフォークでぐりぐり掻き出して、手も顔もべたべたにして、たぶん野蛮で原始的な喰らい方をしていたのではないかと思うのですが、きっとエロティックではないような気がします。ぞくっとさせるような官能的な食べ方を身につけたいものです。