『黒いアリス』

『黒いアリス』Black Alice(トム・デミジョン Thom Demijohn 各務三郎・訳 角川文庫)を読み終えた。インパクトのある表紙のためにずっと気になっていたのを貸していただいて。よくよく近くで眺めると、ぞくっとするイラストに、マゼンタとシアンのタイトル(文字と縁の色が一文字ずつ入れ替えられている)がなんともいえない。女の子が誘拐されて肌を黒くされてしまうなんて、夢中で読んでしまう。これを機会にトマス・M・ディッシュジョン・スラデックも読んでみたい。挟まっていたしおりが、映画『犬神家の一族』(もちろん古い方)の割引券にもなっていた。