『ラブリー・ボーン』

ラブリー・ボーン』(アリス・シーボルド 片山奈緒美・訳 アーティストハウス)を読み終えた。この本、実は4年くらい友人から借りっ放しだったのだ。(ゴメンナサイ、忘れていたわけではないのです。今度お返しいたします。)決してつまらないわけではないのに、なぜか途中で2回くらい挫折していた。レイプされて殺されてバラバラにされた少女が、天国から家族や友人や犯人を見続ける話。天国ってこんなところなのかもしれないな、と思わせるような天国だった。死後何年も経った主人公が、友人の身体を借りて好きな男の子とセックスできるところが可愛らしい。