ヘンリー・ダーガー展

原美術館の「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園」展を見に行った。原美術館って、初めて行ったけれど、洒落た贅沢な感じの建物が好み。初期のコラージュ作品「The Battle of Calverhine」の厚みにちょっと圧倒された。今回の展示は残酷控えめで楽園のイメージで構成なのだとか。拙い同じものが繰り返される絵に、なんともいえぬ恐ろしいものを感じてぞぞっとするするけれど、色彩のセンスはすごく良いと思う。この色のおかげで心地良い。これまで彼の作品をそんなに見たことがなかったので、今回気付いたのは、男性器の付いている少女と付いていない少女がいること。昔どこかで、本物の女性の裸を見たことがないから、彼の描く少女には男性器があるというようなのを読んだ記憶があるので、??? ってなる。淡い黄色の地に紫の水玉の柄のワンピースが素敵。素直に着たい。