6月に見た映画ソノ7

  • パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』PIRATES OF THE CARIBBEAN AT WORLD'S END(監督:ゴア・ヴァービンスキー)を見に行った。ジョニー・デップは良いのだけれど、海賊だから仕方がないのか知らないけれど、前作に引き続き大半の人物が薄汚れて小汚い姿なのがイヤ、といっていたら、「昔のジェラール・フィリップの海賊なんて、王子さまみたいな格好だったものね」と母。その映画を知らないのだけれど、そういう方のが見たいなあ。「リアリティよりビューティを」と小声で叫びたい。この点、最後のオーランド・ブルームはなかなか素敵だった。けっこう退屈するところもあるものの、うまくまとめられていたと思う。
  • あるスキャンダルの覚え書き』NOTES ON A SCANDAL(監督:リチャード・エアー)を見に行った。「怖い」と聞かされ期待しすぎたのか、思ったほど怖くない。2人とも好きな女優なのに、あまり良くは見えなくて、よく分からないけれど何かが今ひとつ。ビル・ナイは素敵。若い男の子が全然可愛くなくて、絶対に旦那の方が良いでしょう、といいたくなるようなところが、なんとなく現実っぽい気がする。猫を抱くジュディ・デンチに将来の自分を見てしまったという知人を思い出して、ちょっと笑いつつ、実はあまり笑えない。そしてジュディ・デンチの演じる女性を見ていると少し胸が痛くなった。それから、ケイト・ブランシェットを見ていると、ある種の女性から嫌われる理由を見せつけられるようで、少し居心地が悪かった。