9月のお買い物ソノ4

  • 『おはん』(宇野千代 新潮文庫)、エッセイや料理本等で彼女のことは好きなのだけれど、考えたら小説は一つも読んでいなかったことに気付いて。
  • 『くちびるから散弾銃2』(岡崎京子 講談社)、この三人のお話は大好きなので、「えー、これに続きがあったなんて知らなかったー」と喜んで買ったものの、帰り道「装幀が変わって出たりするし、実は読んでいたりして」なんてだんだん不安になってきて、帰って見てみると、やはり話やカットに見覚えが。これ、最初は二巻だったものを後に一冊にまとめられたそうで、あたしはどうもそれを持っているみたい。でも、最後まで読んでしまった。女三人でケーキ食べてプレゼント交換して『カリガリ博士』を見るクリスマスなんて素敵。
  • 『戦争が終り、世界の終りが始まった』(フィリップ・K・ディック 飯田隆昭・訳 晶文社)、昔『バルジョーでいこう!』を見て原作が気になっていたので。映画ももうあまり憶えていないけれど、イポリット・ジラルドがまだ素敵だったし、主題歌が楽しかった気がする。
  • 『パリのお惣菜。』(稲葉由紀子 阪急コミュニケーションズ)、『フィガロジャポン』で連載されていたもの。今、ちょうど妹に借りて、同じ著者の『新・パリでお昼ごはん』を読んでいたところ。これは「新」が付く前の本も読んだはず。彼女の本は、値段が手頃で入りやすそうなお店が紹介されていて実用的でもあり、読んでいても楽しい。こういう料理が食べたくて、そのためにパリに行きたくなる。

おはん (新潮文庫)   パリのお惣菜。 (FIGARO BOOKS)