『ガミアニ伯夫人』

『ガミアニ伯夫人』GAMIANI OU DEUX NUITS D'EXCES(アルフレッド・ド・ミュッセ 須賀慣・訳 ロマン文庫)を読み終えた。今読むと、だからなのか、そんなには面白くない。「ベーゼ」って何かと思ったら、「baiser」キスのことみたい。一つ賢くなる。解説によるとブリュッセル版に付いていたという挿絵が強烈で、外で読んでいたらものすごく恥ずかしかった。もう一篇のアンドレア・ド・ネルシアによる『美女ジュリアの手記』も退屈だけれどちょっと面白い。彼はアポリネールによって発掘された作家なのだそう。