『エレジー』

『エレジー』ELEGY(監督:イザベル・コイシェ)を見に行った。うっとりさせたり、古傷をうずかせたり、好き。この映画のチラシを見るまで、フィリップ・ロスが「ノーベル文学賞に最も近い男」と呼ばれているなんて知らなかった。ペネロペ・クルスは相変わらずかわいらしい。彼女がゴヤの「着衣のマハ」に似ているといわれるところで、『裸のマハ』でモデルを演じていたのだし当然よねえ、と笑いそうになる。パトリシア・クラークソンも素敵。ベン・キングズレーがこんなにセクシーとは思わなかった。足がけっこう長いように見えたけれど、どうなんだろう。洋服やインテリアの趣味も良くて、こんな人に誘われたら抗い難いわね。隣りに並ぶと、デニス・ホッパーがやけにかわいらしく見えてしまう。この映画を見ながらも、お酒が飲みたくなってきたのだけれど、飢えているのかしらん、あたし。