『マンマ・ミーア!』

マンマ・ミーア!』MAMMA MIA!(監督:フィリダ・ロイド)を見に行った。「悪いけど、それは独りで見に行って下さい」といわれたので独りで。その後で会った人にも「変わった映画を見るのね」なんていわれた。そうお? ABBAは特別好きじゃないけれど昔カラオケで「ダンシング・クイーン」を歌ったこともあるのよ。コリン・ファースが歌ったり踊ったりするとなれば、なんとしてでも見なくては。でも見たい理由はそれだけだったかも。「明日『マンマ・ミーア!』を見に行くの」というと、既に見た母が「ブロスナンがねー、下手というより声がねー」なんて話していて、実際に見てみたら母のいいたいことがわかった。それよりもメリル・ストリープがなんだか鬱陶しくて、サロペットというのかオーバーオールというのか知らないけれど、そんな姿で飛び跳ねているのを見ていたらムカムカしてきた。『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を見たときも似たような気持ちになったような。おかげで「S.O.S.」をストリープとブロスナンが歌っている場面で「もうこのまま二人してどこにでも消えてくれれば良いのに」なんて思っていたのに、この二人のお話だったとは。コリン・ファースステラン・スカルスガルドは素敵。コリン・ファースが高めの声で歌うのもかわいらしい。最後にあんな衣装に身を包んだ彼が見られたのだから、終わりよければ全てよし。