『オフシーズン』

『オフシーズン』(ジャック・ケッチャム 金子浩・訳 扶桑社ミステリー)を読み終えた。半病人は早く寝なくては、とベッドに入ったものの、読んでいたら止まらなくなって、気付くと読み終えてしまった。そのときの時刻は3:40。生きている人間に喰らいついてくるヒトガタをしたもの、というと、リビング・デッドしか浮かばなかったのに、これは、生きている人間が、調理するならまだ耐えられそうだけれど、生きている人間を齧ったりする。恐ろしい、おぞましい。一度死んだ人に襲われるのと、まだ一度も死んでいない人に襲われるのと、どちらがイヤかというと後者じゃないかしら。描写もすごいけれど、話が面白い。無削除版で読めて良かった。次は、『襲撃者の夜』ね。

すべてを食べつくした男 (文春文庫)   オフシーズン (扶桑社ミステリー)


カニバルズの隣にすべてを食べつくした男なんて、この組み合わせ、ぱっと見るとぎょっとするわね。