『ずっとお城で暮らしてる』

『ずっとお城で暮らしてる』WE HAVE ALWAYS LIVED IN THE CASTLE(シャーリイ・ジャクスン 市田泉・訳 創元推理文庫)を読み終えた。読み進めるとやめられなくなってきて、昨夜寝る前にベッドで読んでいたら知らぬ間に眠っていたようで、朝起きるとライトはつけたまま、本は手から落ちて頁が少し折れていた。仕事がなければ、そのまま朝ごはんも食べずに続きを読みたかったくらい。かといって楽しいわけではなく、なんだか居心地が悪くて胸が痛くて気味が悪くて、できればこの続きを知りたくないと思いながら読んでいるような感じ。でもこの作家の他の作品も読みたくなる。『白い家の少女』や『セメント・ガーデン』を思い出させる。そういえば、どちらも映画しか見ていなくて原作は読んでいない。
ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)