1月に見た映画ソノ4

そういえば前回、『再会の街で』について書いたときにメル・ブルックス3本立てについて触れたけれど、『ヤング・フランケンシュタイン』の他が確か『サイレント・ムービー』と『ブレージングサドル』で、その2本って面白いのかしら、って知人にきいたら、面白くないとのこと。うふふ。アダム・サンドラーらが派手に笑う様子を眺めながら、アメリカ人にとってはメル・ブルックスの映画ってあんなに楽しいのか、と感心していたのね。でも、『プロデューサーズ』と『新サイコ』は結構好き。『プロデューサーズ』はリメイクされた方も見なくては。

  • 『やわらかい手』IRINA PALM(監督:サム・ガルバルスキ)を見に行った。既に見に行ったという人に、どんな話かときくと、「イギリスの貧乏な人」っていわれたので、ケン・ローチみたいなのを想像していたら、もっと優しくて甘い。なんだか、どんな状況や境遇でも逞しく楽しく生きていけそうな気がしてくる。それから自分が女性に生まれてきて良かった、なんて思う。マリアンヌ・フェイスフルは、表情が素敵。魅力的なミキ・マノイロヴィッチは、見たことがあるような気がしていたら、エミール・クストリッツァの作品に出ていたそうで、納得。
  • ヒッチャー』THE HITCHER(監督:デイヴ・マイヤーズ)を見に行った。マイケル・ベイのプロデュースだから、というわけでもないけれど、見る前からオリジナルより良いわけはない気がしてしまうし、なんというのか、あんまり映画っぽくない。ルトガー・ハウアーの人工的な美しさと違って、ショーン・ビーンは「こんな人、いそう」と思わせるところがあって、ちょっと怖い。美男2人のゲイ映画としても楽しめるオリジナルの方をもう一度見たくなった。