『猫語の教科書』

『猫語の教科書』(ポール・ギャリコ 灰島かり・訳 スザンヌ・サース・写真 ちくま文庫)を読み終えた。妹が読みかけていたのをぱらぱら眺めていたら面白かったので、借りて読む。猫が猫のために書いた、人間の家をのっとり人間をしつけるための教科書。猫が膝で眠ってしまったり玄関まで迎えに来てもらえた時の父の様子はまさにこの本に書かれていることと同じで(だいたい今、父の膝で眠ったり父を玄関まで迎えに行く者といったら家の中には猫しかいないのだ)、猫にまんまと操縦されてしまっているのね、と妹と笑う。うー、こうやって猫たちに媚びられて騙されているのよね、本当むかつくー、なんて思いつつ、これからもお猫サマに仕えてしまうのだ。
猫語の教科書 (ちくま文庫)