11月に見た映画

  • 『リダクテッド 真実の価値』REDACTED(監督:ブライアン・デ・パルマ)を見に行った。見ている方も緊張してぐったりで、さらに内容が内容なだけに気も滅入る。決してけなしているのではないけれど。あんな本も読まないような物も知らなそうな子どもが映画を撮りたいなんていっているから、最近の映画はリメイクばかりなのか、と勝手に納得する。
  • 『フェアリーテール・シアター』FAERIE TALE THEATREの『アラジンと魔法のランプ』ALADDIN AND HIS WONDERFUL LAMP(監督:ティム・バートン)と『リップ・ヴァン・ウィンクルRIP VAN WINKLE(監督:フランシス・フォード・コッポラ)を見に行った。リップ・ヴァン・ウィンクルは、ハリー・ディーン・スタントンなのだもの。すごく彼に似合っている役。ダメ男を演じる彼を見る度にクラクラしてしまうのに、彼を「働け働け」と叱りつける妻(『ロッキー』のエイドリアン、タリア・シャイアって、コッポラの妹だったのね)を眺めていたら、まるで自分の姿を見ているような気がしてきてクラクラ。 見終わって外に出たときに同行者からも「あの奥さんを見ていたら、椿さんを思い出した」とのこと。げげっ。あんなにガミガミしていないわよ、あたし。何年か前に手相見から「次の結婚までに、男性をたてるということを学ぶように」といわれたことを思い出した。 そうよ、あたしにはダメ男を好きになる資格がないのよう。

パロディみたいなのかと思っていたら、どちらもストーリーは素直。他の部分で凝っているので見ていて楽しい。