秘密

幸いなのかあいにくなのか誰にも気付かれなかったので、このまま墓まで持って行っても良いのだけれど、もったいないので記録しておきましょう。夜、お風呂に入る準備をしていて気がついたのですが、オフホワイトというのかパールのような色のサテンのパンツをはいて、青いレース地のブラジャーを身につけ、さらに赤いリボンの付いた黒いスリップを着ていました! 色も素材も全く違い、一体どういうコーディネイトなんでしょう??? ちょっと自分に惚れ直しました。
朝は頭もぼけていて、まだ寝ている人を起こさぬよう薄暗い中で着替えているとはいっても、ね。
こんな日に突然、運命のような恋に落ち、めくるめく世界へということが起こったとして、このような姿だった場合、相手はお茶目な愛いやつだと思ってくれるのでしょうか。
そんな日でも、何事もなく無事に終わろうとしています。