『海の百合』

『海の百合』LE LIS DE MER(アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ André Pieyre de Mandiargues 品田一良・訳 河出書房)を読み終えた。「人間の文学」のシリーズで金の鹿が素敵な本だけれど、帯に「フランス版『太陽の季節』!」!!! とあり、哀しい。夏の旅行のお供にちょうど良かった。冷房の効いていない蒸し暑いところで読めたら、もっと気分だったかもしれないが。「満潮」のように、ぞくぞくする。