『ブルー・ムーヴィー』

『ブルー・ムーヴィー』BLUE MOVIE(テリイ・サザーン Terry Southern 村上博基・訳 早川書房)を『怪船マジック・クリスチャン号』の後に続けて読んだ。テリイ・サザーンを2冊続けて読むなんて、すごいねえ、なんて笑われた。そうなのよ、この人の作品、そんなに面白くないのよう、とこたえる。昔、教授か誰かが紹介していたので図書館から借りてきて読んだ『キャンディ』は、期待が大きかったせいか少しがっかりしたし(その後で見た映画は楽しかったけれど)。『怪船マジック・クリスチャン号』は、あまり期待していなかったからか、なんとなく楽しめたかしら。面白いと聞いて買ったきりだったこの本を出してきて読んでみると、これは笑えた。まだ読んでいなかったり、映画も見ていないのがあったりするけれど、彼の作品で一番面白いのではないかしら。これは好き。満足。
ブルー・ムーヴィー