『きのこ文学大全』

『きのこ文学大全』(飯沢耕太郎 平凡社新書)を読み終えた。雨が続いてシーツなどが洗えない日が続いて「こんなにずっと洗濯しないでいたらサルマタケが生えちゃうわよー」と騒いでいたら、「実は年齢ごまかしているでしょう?」なんていわれたことがあったが、どこかで引用されたり紹介されたのを知っているだけで、元の作品は読んでいない。リアルタイムに読める年齢でなかったことも確認できて、疑惑も晴れた。だいたい、シーツに生えたのならサルマタケじゃないわよね。読んでみたくなった作品もいくつか。できれば『毒のある本』(中山泰 チチ松村 ピエ・ブックス)にある、チチ松村の「毒娘」も加えていただきたい。クラゲ好きでも有名なチチ松村。海のクラゲと山のキノコ、形が似ている、なんて思う。読んだ直後に、掃除をしていて偶々手に取った『Poemgraphy ほほえみ』(沼田元氣 ブルース・インターアクションズ)には、ホテル国際きのこ会館で撮影された写真が。なんだか素敵なところ。そしてきのこ柄の浴衣! 欲しい。
きのこ文学大全 (平凡社新書)   毒のある本   poemgraphy ほほえみ