最近見た夢

目が覚めると車の後のシートにおりました。隣りにはまだ眠っているバルタザール。彼に女装の趣味はないはずなのに、金色に銀の水玉模様のドレスを着ています。パーティーの帰り、家の前へ着いたというのに、運転手があたしたちの目が覚めるまで待っていたようでした。あたしはドアを開けて外に出て、反対側にまわってバルタザールを引きずりおろして抱え、運転手に「悪かったわね。もう今夜は帰って早く休んでいいわよ」と声をかけて帰らせました。パリのパッサージュのような中を通り、その中にあたしたちの住むマンションの入口があるようでした。急に目覚めたバルタザールが「ドレスを返してくる」といって隣りのドレスのお店に入って行くので追って入ると、ドレスを脱いでいる人の顔がいつの間にか妹になっていました。

そんな夢を見て実際に目覚めたら、隣りから「武器が落っこちてきたから、電話しなくっちゃ」という寝言が。武器だなんて穏やかじゃないわね。そして何処へ電話するつもりなのか。同じベッドに寝ていても、別々の夢を見てる、そんなような歌詞が、田島貴男が歌っていた頃のピチカートファイヴの曲にあったよね、と、ぼんやり少しおセンチな気分に。


昨夜バルタザールが「今、一瞬夢を見た」というので、どんな夢かと聞くと、一つは、あたしがどこかに家を買っていた夢。もう一つは一緒に高野山へ行った夢。仏さんも出てきて、あたしは「わーいわーい、こーやさーん!」と阿波踊りを踊る人みたいに大はしゃぎだった、とのこと。阿波踊りを踊る人がはしゃいでいるのかどうか、見たことがないのでよくわからないけれど、なんでそんなに高野山ではしゃぐのか疑問。でも、どこか遠くへ行きたかったのでした。