- 『The Garden of Eden』（Ernest Miller Hemingway Grafton Books）
やっと読み終える。原書の方も昔読んだはず。夏頃、読み返そうと思ってこれと翻訳と引っ張り出してきたら、つい翻訳の方だけ一気に読んでしまい、その後、左手にペーパーバックを右手に翻訳を持って、ちまちまと味わっていた。読んでいて心地いい文章。胸が痛くなる。これ、彼の最大の駄作じゃないかといわれたけれど、あたしは好き。手許にあるものの表紙には、マン・レイによるリー・ミラーの写真。
- 『ウサギどんキツネどん リーマスじいやのした話』Uncle Remus, his Songs and his Saying（J・C・ハリス Joel Chandler Harris 八波直則・訳 岩波少年文庫）
小さい頃に読んだことがあるような気がする。改めて読むといろいろと興味深い。ウサギとカメの話が、こちらではカメが家族総出で騙す話だったり。ウサギどん、善人じゃないところが素敵。古い版を読んだから、写真のとは表紙が違う。今出すなら訳も若干変わるのだろうな。
