最近読んだ本

指切りって知らなかった。

  • 『ふたりと三びきの長い旅』Feuerfreund(エリカ・リレッグ Erica Lillegg 矢川澄子・訳 学習研究社

「みなしごの男の子ヒノトモ」(火の友?)が「悪童ののろいで顔をまっ黒にされ」、白く戻す方法を求めて仲間と旅するお話。顔が黒くなったおかげで、村中から恋人からも避けられ、黒いというだけで盗みの犯人と決めつけられ、このままずっと黒いままなら「黒んぼの国」へ行くしかないと黒んぼの国へ向かうのだが、道に迷って着いたのは「シナ」。黄色い顔のシナの皇帝に向かって「いりたまごやろう」!って。復刊は厳しいのだろうなあ。面白い作品なので、歴史などをきちんと説明したうえで、子どもにもそのまま読ませるべきだと思うのだけれど。挿絵も素敵。