『白い家の少女』

『白い家の少女』The Little Girl Who Lives Down the Lane)(レアード・コーニグ Laird Koenig 加島祥造・訳 新潮社)を読んだ。昔TVで見てもう一度見たいなあと思っている映画(DVDで出ているようなので、できれば近々)の原作。ジョディ・フォスターがかわいかった。リストの曲で一人の誕生日を祝い、エミリー・ディキンスンの詩をすべて暗唱できるという13才の少女! 自分の13才の頃など思い出したくもないわ。大人びていてもまだ子どもの部分がある少女の描写が良くて、随分前のことで記憶の薄らいでいる映画よりも、胸に響く。泣きそう。