これを読んで素敵なレディになるように、といっていただいた『別冊新文芸読本 性の文学2 フレンチ・セックス・アピール』(河出書房新社)から、ピエール・ルイスの「少女むけ礼儀作法の手引」を読んだ。サバト館の刊行予告にある『お行儀読本』が気になっていたので嬉しい。すごい。ゴキゲンで、気に入った箇所は音読する。
「セックスしたいの」と言ってはいけません。「気が高ぶってるの」と言いなさい。
タメになるわね。こんな調子で延々20頁くらい続く。『女と人形』しか読んでいなかったピエール・ルイスに、『母娘特訓 セックス・レッスン』とこれで、夢中になりそう。ついでにジャン=ポール・グージョンによる「ピエール・ルイスの限りなく猥褻な写真」も読む。この本、カバーはピエール・エ・ジルだし、ジャン=ジャック・ポーヴェール(人の名だったと初めて知った)の「エロティック読本百十二選」も面白そうで、素晴らしい。