12月に見た映画

  • 『ナルコ』NARCO(監督:トリスタン・オリエ、ジル・ルルーシュ)を見に行った。ナルコレプシーの男の話。シナトラ好きの粋なお父さんが素敵。ヴァンサン・カッセルのお父さんだったとは。ギョーム・カネがちょっと野暮ったくて可愛い。お腹の出具合も良い。彼とその友人は、フランス人のくせに(ってこともないけれど)ワインでなくてビールばかり飲んでいる。音楽も良くて、朝日に「有名」の文字が反転しているTシャツとか、『謎の円盤UFO』を思い出させる双児の殺し屋とか、細かいところまできちんと作ってあって楽しい。フランス語を話すジャン=クロード・ヴァンダムも見られる。名まえから考えると話せるのだろうけれど、少なくともあたしは見たことがなかったのだ。
  • 『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』WAITRESS(監督:エイドリアン・シェリー)を見に行った。古傷をつつかれるというのか、少し辛くなったりもするけれど、面白かった。カラフルで見ていて楽しい数々のパイは、美味しそうなものと、あまりそのようには見えないものと。きっちり甘い美味しいパイが食べたくなる。