『惑星の恋人たち』

『惑星の恋人たち』THE PLANETS(ジェイムズ・F・ボイラン James Finney Boylan 鴻巣友季子・訳 河出書房新社)を読み終えた。昔読んですごく気に入ったのを、10年以上ぶりくらいで読み返してみる。以前ここに書いたけれど、彼はJennifer Finney Boylanという女性になっていて、その『SHE'S NOT THERE』を読むために。勢いと力強さがあって、今読んでも面白い。なんだか、どんな人も憎めなくなりそうで、何が起こってもどんな状況になっても、どうにでも生きていけそうな気がしてくる。
アメリカのペンシルヴァニア州のセントラリアという、鉱脈火事のずっと続いている街が舞台で、これについてもっと知りたいのならば、David DeKokの『UNSEEN DANGER』やRenee Jacobsの『Slow Burn』を読むように、とのこと。知らなかったけれど、このThe Centralia Mine Fireは有名なようでCentraliaを舞台やモデルにしたいくつもの小説や映画ができているのだそう。『サイレントヒル』やディーン・クーンツの『ストレンジ・ハイウェイズ』もそうだとか。ふうん。