『自負と偏見』

自負と偏見』PRIDE AND PREJUDICE(オースティン Jane Austen 中野好夫・訳 新潮文庫)を読み終えた。恥ずかしながら、初オースティン。最初は、賢い人とそうでない人の書き分けがはっきりし過ぎているのが気になっていたものの、しばらくしたらもう夢中。仮病で仕事を休んでまで続きを読みたいくらい。実際にはお休みの日に熱っぽくてベッドに入って読んでいたのだけれど。BBCのドラマはまだ見ていないのに、それでもつい気付くとダーシーにコリン・ファースの顔をあててしまう。他の作品もどんどん読みたい。たまたま読んでいたAdrian Moleの日記に、彼がこの作品を図書館で借りてちょこっと読んでみた感想があった。「it was very old-fashioned.I think Jane Austen should write something a bit more modern.」だって。かわいいなあ、13 3/4才。バルタザールと「『SENSE AND SENSIBILITY』っていうのも、あったわよね? あれもオースティン?」という話をしていて、「あ、日本語の題名、思い出した。『ブンベツトタカン』!」と叫ぶと、「『フンベツトタカン』です。ごみの話じゃないと思います」といわれてしまった。ああ。
自負と偏見 (新潮文庫)