『チェンジリング』

チェンジリング』CHANGELING(監督:クリント・イーストウッド)を見に行った。以前アイルランドへ行くときに『ケルト妖精物語』で「取り替え子(チェンジリング)」について予習していたので、見る前からわくわく。衣装が素敵。弁護士がかっこいい。滅茶苦茶なことをいっているくせに優勢な相手から追い詰められるという状況は、不快というよりも恐怖で、もう苦手で苦手で見ていると辛いのだけれど、子殺しが出てきた辺りから面白くなってきた、なんて発言して人格を疑われた。あの犯人を見ていたら『ダーティハリー』の犯人を思い出して、この犯人役の俳優は今後しばらくサイコな凶悪犯の役しか回ってこないんじゃないかしら、と心配にすらなる。心地良くて、2時間以上の作品なのに終ってしまうのが惜しくてもっともっと長く居たかった。『或る夜の出来事』はあたしも好き。