『愚者が出てくる、城寨が見える』

『愚者が出てくる、城寨が見える』Ô Dingos, Ô Châteaux!(ジャン=パトリック・マンシェット Jean‐Patrick Manchette 中条省平・訳 光文社古典新訳文庫)を読み終えた。全然知らない作家だったけれど、変なタイトルだったので、つい買って読み始めたら、夢中。ぞくぞくして気持ち良い。フランスの映画における暴力表現はアメリカのに比べてきついよねえ、と漠然と感じていたのだが、こういう作品を映画化してきたのならそれも当然だったのだなあ、と勝手に納得した。
愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える (光文社古典新訳文庫)