『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

マイケル・ジャクソン THIS IS ITTHIS IS IT(監督:ケニー・オルテガ)を見に行った。ポスターだけ見かけたものの、どんな内容なのか全然知らず、けれど母や妹が皆見に行っていて「絶対見るべきだ」「スタンディングオベーションこそ無かったものの、終ったときに劇場で拍手が起こった」「もう1回見に行くつもり」など聞かされたら、なんだかよくわからなくても見に行ってしまうわよね? だって、映画館で拍手なんて、数えるほどしか経験していないもの。それに、うちの家族は特別マイケルのファンだったわけでもないのに、これほどの絶賛ならば。さて、この作品はマイケルが亡くなって幻となってしまった公演をリハーサルの映像などで再現したものらしい。ケニー・オルテガって、『ハイスクール・ミュージカル』の監督。特別好きだと思ったこともないのに、音楽を聴いてダンスを見ているとすっごく気分が昂揚してくるのが不思議。残念ながらあたしの見た回は誰も拍手していなかったけれど、これは拍手したくなる気持ちもわかる。ただ、「彼と一緒に仕事ができるなんて夢みたい、幸せ」などと語っている、オーディションで選ばれた若いスタッフたちが、この後、本番を迎えられなかったことを思うと胸が痛んだ。無性に見たくなったのに、録画してもらったマイケルの追悼特番は、どこにやったんだろう。