読んだ本

読んだという事以外記憶に残らないような気がしつつ、読んでいる間は心地良いからいいや。谷川俊太郎の「美しく、またひどく悲しい詩」って何だろう。

  • 『魔性の犬』Chog(クエンティン・クリスプ Quentin Crisp 望月二郎・船木裕・訳 ハヤカワ文庫FT)

ある場所は知っていたものの、なかなか発掘できなくて、ずっと読みたかったものを、やっと。いやな話だと聞かされていたけれど、すごい好み。めちゃくちゃ楽しい。『蜂工場』なんかより、ずっと良い。

  • 『無分別』Insensatez(オラシオ・カステジャーノス・モヤ Horacio Castellanos Moya 細野豊・訳 白水社

読んでみたかったのだけれど、読み始めたらいろいろとぐったり。そういえばまだ『族長の秋』を読んでいなかった。

  • 『Ghost Stories』(Rosemary Border Oxford University Press)

古本で見かけて、怪談には全然詳しくないけれど、こんな著者知らないなあと拾ってきたら、良く見ると著者名の前に「Retold by」と、あった。ああ。Oxford Bookworms Libraryって英語お勉強用の教材? ただ「セレクトは悪くない」とのことなので、読んでみる。収められているのは、A.M. Burrage「Smee」、Bram Stoker「The Judge's House」、A.N.L. Munby「The Stranger in the Mist」、E.F. Berson「The Confession of Charles Linkworth」、Amelia B. Edwards「The Ghost Coach」、John Buchan「Fullcircle」の6つの短編。知らない話ばかりで楽しく読む。すらすら読めてしまうから、あたし英語読めるじゃない、って勘違いさせてくれるし。「The Stranger in the Mist」が特に面白かった。そのうちオリジナルで読みたい。読んだものは、写真と表紙が違うけれど、中身は一緒じゃないかしら。
無分別 (エクス・リブリス)   Ghost Stories: 1800 Headwords (Oxford Bookworms Library)