- 『慄然の書 ウィアード・テールズ傑作集』(渡部桜・訳 荒俣宏・解説 継書房)
カバーのおどろおどろしい絵がずっと気になっていた本。ウィル・スミス(Will Smith)の「沼の怪」(Swamp Horror)、トンプソン・リッチ(H. Thompson Richi)の「黒い箱」(The Black Box)、ヴァンダー・ヴィア(Stewart Van Der Veer)の「黄色い妖怪」(The Yellow Specter)が好み。巨大な蛭の大群なんて、たまらない、素敵。子供の頃TVで見ていた怖いような怖くないような映画を思い出して、なんだかノスタルジックな気分に。そのうち、『Not At Night』も読ませてもらおう。
- 『飛蝗の農場』The Locust Farm(ジェレミー・ドロンフィールド Jeremy Dronfield 越前敏弥・訳 創元推理文庫)
「最後にすごいがっかりさせられる気がする」と警戒しつつも、わりと面白く読む。最後の最後はありがちのようだけれど、無難なのかなあ。作品中にも『嵐が丘』が出ていたが、あんな感じの、農場とそのまわりの風景の描写は好み。
- 『大根役者・初代文句いうの助』(伊藤雄之助 朝日書院)
- 『銀色の谷』(高階良子 若木書房ティーン・コミック・デラックス)