ワイルド・アット・ハート

『新世紀読書大全 書評1990-2010』(柳下毅一郎 洋泉社)を読んで以来、何かバリー・ギフォードを読んでみたいと思っていたら、『ワイルド・アット・ハート』Wild at Heart(Barry Gifford 柴田京子・訳 文春文庫)を見かけたので。なんとなく懐かしい感じがしつつ、読んでいて気持ちいい、楽しい。ハリー・ディーン・スタントンも死なないし。最後には驚いて、泣きそうだった。それで、DVDも久しぶりに見てみた。リンチの作品の中では一番何度も見たくらい好きなのに、今見ると、なんだか少ししんどい。ママとスタントンのカップルはいい。ドーナツとチェリーパイを食べて「ツイン・ピークス」も見たいなあ。バリー・ギフォードは、他の作品も読みたい。