『アマンダの恋のお料理ノート』

『アマンダの恋のお料理ノート』(アマンダ・ヘッサー 渡辺葉・訳 集英社文庫)、読み終えてすぐにレシピを試してしまうくらい気に入った。ラテくんが素敵。読みながら一緒にどんどん夢中になっていく魅力的な人だった。アマンダには、感心したり共感したりしつつ、人間的に「よく出来た人」というわけでなくて、???となったり、つっこみたくなったり、そこが親しみを持てて良いのかも。読み始めた直後から、あちらこちらで何度もこの本のさまざまなエピソードを話題にしていた。レシピも、気になる作ってみたくなるものが多い。ただ、ケーキの粉がグラムでなくカップで書かれているのは、ここしばらく計量をきちんとしなくてはならないお菓子ばかり作ってきたせいか、ちょっと戸惑う。とりあえずは作ってみることね。早速少し大きなスーパーマーケットに行って、ディジョンマスタードやりんご酢(すごく美味しそうなボトルのもの)などを買った。原題は『COOKING FOR MR.LATTE』、振り返ると、あたしってこの短い人生において、男性に何か料理してあげた回数よりも、男性に料理してもらった回数の方が圧倒的に多い。たまには何かさっと作れるようになっておくのも悪くない。というより、なっておきたい。
アマンダの恋のお料理ノート (集英社文庫)