『少女ヴィクトリア』

『少女ヴィクトリア』(セレナ・ウォーフィールド 中村康治・訳 富士見ロマン文庫)を読み終えた。久しぶりに読み返したのだけれど、すっかり話を忘れていた。バタイユの奥さんだったダイアン・バタイユによって書かれたとされていると知ってしまったからか、読んでいるとつい『眼球譚』を思い起こしてしまう。けれどこちらは、アーシュラに対する仕打ちなど、ずっと意地悪で残酷。